団体旅行での貸切バスの5大トラブルを未然に防ぐ、幹事さんのためのチェックリスト

貸切バスを利用した団体旅行は非常に快適ですが、大人数での移動だからこそ、
事前の準備や確認を怠ると予期せぬトラブルが発生することもあります。

特に初めて貸切バスを手配する幹事様は、「当日スムーズに行くか不安…」と感じるかもしれません。

ここでは、団体旅行で実際に起こりがちな5つのトラブルと、
それを未然に防ぐためのチェックリストをご紹介します。

防ぎたい貸切バスのトラブル1:団体旅行の出発予定時刻になっても全員揃わない「遅延・乗り遅れトラブル」

団体行動の移動で最も多いのが、集合・出発時の遅延です。

特に主要駅前は一般車両の出入りも多く、バスが長時間停車できないケースも少なくありません。

貸切バスの遅延・乗り遅れを未然に防ぐためのチェックリスト

項目 詳細
【事前】集合場所の明確化 バスの乗車場所(例:大津駅北口の団体バス乗降場)を写真や地図で参加者全員に周知する。
【事前】集合時間の厳守徹底 集合時間は「バス出発時間の15分前」と設定し、時間厳守を強く呼びかける。
【当日】最終人数の確認 出発前に名簿を活用し、点呼または目視で全員が乗車しているか確認する。
【当日】連絡体制の確保 出発15分前の時点で集合していない人がいた場合、本人の携帯電話へ電話し、状況確認する。
【当日】各観光スポットでの再集合・出発 最初の出発場所だけでなく、それぞれの観光スポットでの再集合・出発の際も出発時間・場所の伝達を徹底する。


💡 ポイント:
バス乗降場所も場所によってはすぐに出発が必要な場合があります。
乗客が揃っていない場合、バスは別の場所へ移動せざるを得ません。
よくあるのが「集合場所・時間を間違えていた」というパターンです。
集合場所と時間を明確にして、バスと参加者の「すれ違い」を防止しましょう。

防ぎたい貸切バスのトラブル2:団体旅行で持って行くつもりの荷物が積みきれない「積載量オーバー」

特にゴルフやウィンタースポーツ、大人数の合宿など、大きな荷物が多い団体で発生しやすいトラブルです。

車両によってトランク容量は大きく異なるため、事前に注意が必要です。

貸切バスの想定外の制裁量オーバーを未然に防ぐためのチェックリスト

項目 詳細
【見積り時】荷物の申告 見積もり依頼時に、人数だけでなく「ゴルフバッグ〇個」「スーツケース〇個」など、
荷物の量と大きさを正確に見積りの時に伝える。
荷物の量によっては車両タイプを一段階大きいものにする必要も。
【手配時】車両タイプの再確認 荷物量が多い場合は、トランクの大きい「大型バス」を選択する。
マイクロバス(トランクがない場合が多い、あってもかなり小さい)は避ける。
また団体旅行参加者へ事前に1人あたりの荷物量の目安を伝えておく。
【当日】荷物の整理 参加者に大きな荷物はトランクへ、手回り品は車内へ持ち込むよう指示し、混乱を防ぐ。

防ぎたい貸切バスのトラブル3:団体旅行での貸切バス運行中の「休憩・トイレ問題」

長距離移動や渋滞に巻き込まれた際に、運転手さんの休憩時間(法律で定められています)や、
乗客からの急なトイレ休憩の要望に対応できないと、運行が滞る原因になります。

貸切バスでの休憩・トイレ問題を未然に防ぐためのチェックリスト

項目 詳細
【行程作成時】休憩の組み込み 1.5~2時間に一度を目安に、必ず10~15分程度の休憩を行程に組み込んでおく。
【手配時】トイレ付きバスの検討 運行距離が長い場合や、高齢者・子供が多い団体は「トイレ付きの貸切バス」の選択肢も検討する。
【当日】運転手との連携 出発前に幹事から運転手へ、乗客に体調不良者が出た場合の対応について確認し、緊急時のルールを共有しておく。

防ぎたい貸切バスのトラブル4:団体旅行の行程(スケジュール)が変わり発生する「追加料金」

バス料金は回送分を含んだ走行距離・運行時間に基づいて計算されます。

予約後(特に出発後)に立ち寄り先が追加されたりすると、追加料金が発生する場合があります。

貸切バスでのまさかの追加料金を未然に防ぐためのチェックリスト

項目 詳細
【申込時】行程の確定 出発日前に、立ち寄り場所は確定させておく。
【手配後】変更の即時連絡 人数や行程(スケジュール)に変更の可能性がある場合は、確定次第すぐに予約先に連絡し、料金の変更がないか確認する。
当日やむを得ず行程(スケジュール)の変更の必要が出た場合、必ず予約した旅行会社へ相談する。

防ぎたい貸切バスのトラブル5:団体旅行で利用中の貸切バス車内でのマナー・ゴミに関する「環境トラブル」

貸切バスは、ご参加の皆様だけのプライベート空間ですが、利用後や運行中に車内のマナーが守られないと、
他の利用者や乗務員に迷惑がかかったり、運行が遅れる原因となります。

特に飲食やアルコールの持ち込みに関しては、事前にルールを明確にしておくことが重要です。

貸切バスでの環境トラブルを未然に防ぐためのチェックリスト

項目 詳細
【事前】飲食ルールの設定 車内での飲酒の可否や、ニオイの強い食べ物の持ち込み制限について、参加者に事前に通知する。
【事前】ゴミ袋の準備依頼 参加者一人ひとりに、各自のゴミは持ち帰るようお願いするか、幹事側で大きめのゴミ袋を用意する。
【当日】降車時の確認 休憩後や最終降車時に、座席周りにゴミや忘れ物がないか、乗客に呼びかけて確認してもらう。
特に座席同士の隙間や座席の下に要注意。
【当日】設備利用の周知 車内のWi-Fi、冷蔵庫、マイクなどの設備を利用する際のルールや使い方を、出発時に確認する。

最終確認:貸切バス利用の団体旅行、すべては「事前の相談」から始まります

貸切バス利用の団体旅行におけるこれらのトラブルは、事前に旅行会社と綿密に情報共有をし、
前日までに参加者へ共有しておくことで、ほとんど未然に防ぐことができます。

お客様からの「こういう団体だけど大丈夫?」というご質問も歓迎しておりますので、
些細なご不安でも、まずはご相談・お問い合わせくださいね。

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